当組合は、宮城県の建設会社を中心に、2014年に設立いたしました。 震災復興需要を全盛に、以降は国内の建設需要が減少することを見据え、東南アジア進出の足掛かりをつくる活動を開始、翌2015年4月より、この一環として建設関連の技能実習生事業を開始いたしました。
我々は、外国人技能実習制度を、建前ではなく本当に「日本の技能・技術・知識の移転を通じた国際貢献」と捉えています。つまり将来、東南アジアに進出する際の“核”となる人材を教育し育成するということです。
日本国内に多数存在する組合の中には、いまだに技能実習生に法外な手数料や教育費用を要求し、莫大な借金を背負わせている現状も多く残っています。当組合は後発である分、こういった過去の悪しき慣習を全て排除し、技能実習生の経済的な負担を軽減することで、安心して技能向上に専念できる仕組みを作りました。
技能実習生の中には、地方の農村部などの出身で、経済的な理由から自国でのチャンスにも恵まれず、日本に来ることもできない状況に置かれている若者が数多くいます。彼らにこそ、技能の移転を通じてチャンスを与えたい。その思いで、日々試行錯誤しています。
そしてこの取り組みは、組合の努力だけでは実現しません。実習実施者となる組合員企業様に、同じ思いを持って技能実習事業に取り組んでいただくことが必要です。
我々のこの考えに賛同いただき、ご参加いただける同士が1社でも増えることを期待し、真摯に実直に、取り組んでまいります。
是非、皆様方のご理解、ご助力を賜れれば幸いです。
フューチャーワークアソシエイツ協同組合
理事長 中村健太郎